3MIX治療

3MIX治療は全ての治療に対して完璧ではありません。治療ケースを選びます。

3MIXは3種類の抗菌剤をつかって虫歯の部分に詰めて治そうとする方法です。歯を全く削らない訳ではありません。虫歯で穴があいていても、少しは鋭い器具を使って一層除去します。ほとんど麻酔を必要としません。また穴が開いていない時は少し削ります。3種類の抗菌剤の中のメトロニダゾールが光で少し変色します。当医院は以前から 冷水痛のみで自発痛のないケースに3MIX変法 光重合タイプのセメントと混合して充填して 二、三週間様子を見て後の処置をしております。予後の方は良好です。 小児、若年者にはとてもよいと思います。                                            

※基本的には患者さんに説明して使っています。(痛みが出るかもしれないことと、痛みが出たらしい神経をとる必要がある。                                                               

※料金は頂いておりません。                                                   

最近は 3MIXを神経のある歯の虫歯の治療とは別に、神経のない歯に対しても使用しています。根感治療(治療している歯の根本が悪くなる病気)にも使用していますし、神経のない歯の虫歯にも歯質強化(虫歯で弱くなった歯を強くするため)ため使用しています。時にはレーザも使いますが……

3Mix法で用いる薬剤:3種類の抗菌剤

 

[ 1 ] 抗菌剤
1.メトロニダゾール(アスゾール) トリコモナス膣炎に対して使用。
2.ミノサイクリン(ミノマイシン) 気管支炎・肺炎など多くの炎症に対して使用。
3.シプロフロキサシン(シプロキサン) 気管支炎・肺炎など多くの炎症に対して使用。

3Mix法を行うメリット

◆麻酔をしなくてもよい。

◆歯を削る量を少なくできる。

◆痛みの無い治療を行うことができる。

◆歯の神経(歯髄)を守ることができる。

◆歯を健康に長持ちさせることができる。

3Mix法の手順

 

3Mix-MP方の手順1 [ 1 ]神経の近くまで達する大きなむし歯があります。
このむし歯を全て削ろうとすると、神経にまで及ぶため、神経の治療を行う可能性が高いです。そこで、健康な歯をできるだけ削らず、神経を守るために、3Mix法を行います。

 

3Mix-MP方の手順2 [ 2 ]3Mix・裏層用セメント・歯冠修復物を置くために、必要最低限にむし歯を削り、歯の形を整えます。

 

3Mix-MP方の手順3 [ 3 ]むし歯の上を全て覆うように、3Mixを貼付します。
3Mixの抗菌力によって、むし歯の中の病原菌は全て殺菌されます。よって、むし歯が進行することは無くなります。

 

3Mix-MP方の手順4 [ 4 ]3Mixを外に漏らさないように十分注意して、その上から裏層用セメントを詰めます。最後に歯冠修復物を合着して終了します。
むし歯は再石灰化して、再び健康な歯のように硬くなり、治癒します。

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